2019年10月
企画グループ
高山利光さん
第一回目の「Workers Voice」は、岡崎本社勤務の高山利光さんにお話しを伺いました。
派遣社員から正社員となったお話しやこれまでの経験をお話ししていただきました。
派遣社員から正社員へ
<インタビュアー>入社した年を教えてください。
<高山>2006年の5月に中途で入社しました。今年で13年目になります。
<インタビュアー>応募したきっかけを教えてください。
<高山>実は元々派遣社員でこの会社に配属されました。配属されて一年後位に当時の課長から社員登用の話を持ち掛けていただいたのがきっかけです。
<インタビュアー>入社をする決め手は何でしたか?
<高山>そうですね、決め手は周りの人柄でしょうか。仕事中も仕事が終わった後も楽しくて冗談を言い合える仲間がいたし、仕事のミスもみんなで協力して助け合っていました。チーム力というか、とにかくみんなで仕事をやり遂げるんだという空気が物凄くて。自分もこの会社の一員なんだなと思えることが多くて、派遣社員でありながら自分の会社のような感覚でした。
失敗から学んだ事
<インタビュアー>仕事のミスがあったそうですが、具体的にはどんな内容ですか?
<高山>あまり思い出したくない事ですが、製品を転倒させてしまったことがありました。転倒といってもちょこっと転倒させたレベルではなくて、1.5メートル程の高さからパレットごと突き落としたという表現が一番近いですね。もう自分で自分が分からなくなってパニックになってしまって。その場から逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。今でもその光景はスローモーションで目に焼き付いています。
<インタビュアー>相当怒られましたよね?
<高山>怒られるを通り越して呆れられていましたね。ただ、その後のフォローはしっかりしてくれて関係各所と連携して処理していただきました。自分の言い訳も聞いてくれて、その上で再発が起こらないようにどうすべきかを一緒に考えてくれました。失敗は沢山しましたが、そこから学んだ事も多かったですね。
QCサークル活動が成長の転機に
<インタビュアー>逆に仕事で良かったと思えることはありましたか?
<高山>そうですね、やはり自分にとっての転機となったQCサークル活動でしょうか。丸栄工業グループ全体で毎年QCサークル活動を行っているのですが、入社して一年目の年に社内発表会で最優秀賞に選ばれました。その勢いでデンソー様主催の仕入先QCサークル活動事例発表会に出場したのですが、なんとそこでも最優秀賞を受賞してしまったのです。丸栄工業の創業以来、初めてのことだったので会社からさらに栄誉ある賞をいただきました。それからしばらくの間「QCの高山」との異名をいただきました。(笑)
振り返ってみると、そこから仕事に対して自信が持てるようになったと思います。
<インタビュアー>入社13年目と仰っていましたが、これまでどのようなお仕事をされてきましたか?
<高山>入荷担当からスタートして、半年ほど経験しました。その後、出荷担当に変わりアスモ様(現デンソー様)などの出荷を担当しました。その後も徐々に出荷スキルを増やして行き、チームリーダーになったときに担当制から大部屋制への改革を中心になって行いました。大部屋制というは、ピッキングからパレタイズまで一連の作業を一人で完結させていたものを、全員で分担して完結させようという取り組みです。担当制だとその担当が欠けると出荷が止まってしまうことがあって、それを解決するために全員が一丸となってやろうというのがきっかけです。そのおかげで多能工化も進み、全員が同じスキルを持ち、今では標準作業として定着しました。改善をすることが好きで、EF活動にも積極的に参加して、結果が出ると嬉しくてまた次の改善といろんな改善をしてきました。大きな改革といえば、WMS(倉庫管理システム)の導入にも関われたことは仕組みを一から作り上げていく大変さを知ることができました。
これからの物流の標準へ
<インタビュアー>いろいろな経験をされてこられましたが、現在のお仕事の内容を教えてください。
<高山>先月から企画グループの一員として改善を中心に仕事をしています。倉庫作業は一通り経験してきたのでワビサビは熟知しているつもりです。その経験を基に各拠点に合うシステムや道具の提案から導入、メンテナンスまで行っています。AI(人工知能)を使った画像認証の実験をつい先日まで行っていて、ある程度、現場運用の目途が付いたのでこれから実現に向けて提案していきます。
<インタビュアー>また新しい改善ですね。楽しみにしています。
<高山>はい、期待してください。
<インタビュアー>最後にこのホーム―ページをご覧になっている社員さんや入社を検討している未来の社員さんに一言メッセージをお願いします。
<高山>この会社は人に恵まれた会社だと思います。自分がそうだったように、大変な時は周りがそっと支えてくれる思いやりに溢れた人ばかりです。まだ会社設立から5年の若い会社なので、語弊があるかもしれませんが会社のルールも自分たちで自由に作り上げていけます。新風を巻き起こしてもらえたら嬉しいですね。また、大きな改革をする過渡期に当たるので今のメンバーには「一緒に盛り上げていこう!」とエールを送りたいと思います。
<インタビュアー>貴重なお話をいただきどうもありがとうございました。
<高山>どうもありがとうございました。